CoinDeskとBitcoin.comによると、米大手銀行3行は今週の第3四半期決算説明会で、トークン化への見方を示しました。トークン化とは、株式や債券などの資産をブロックチェーン上の記録として扱う仕組みです。
ゴールドマン・サックスのデビッド・ソロモンCEOは、トークン化やDeFi(分散型金融)が自社の取引収益を侵食するのではないかと問われ、むしろ商品や顧客が増える可能性があると答えました。同行は独自基盤のGS DAPで債券やマネー・マーケット・ファンドをトークン化しています。7月には、米国の証券決済を担うDTCCのトークン化サービスの試験運用にも参加しました。一方で、現時点の活動は「小さく、周辺的だ」とも述べています。
ウェルズ・ファーゴは、トークン化預金による国際送金を本番環境で処理しています。資金は2分以内に受取人の口座に届くとCFOが述べました。ただし取引量は小さいとしています。モルガン・スタンレーのCFOは、資産移動が容易になっても助言の需要は残るとの見方を示しました。3行とも、収益額は示していません。
背景として、トークン化預金は銀行預金をブロックチェーン上で動かす仕組みで、既存の銀行送金の遅さや手数料の改善を狙うものです。ゴールドマンはクラリティ法の成立を公に支持したとも述べています。
今後の注目点
ゴールドマンはDTCCのサービスをより大きな規模で使う方法を検討しています。ウェルズ・ファーゴは、トークン化証券や暗号資産取引の提供時期を示していません。具体的な商品発表や収益規模の開示があるかが焦点です。
出典
- CoinDesk「Goldman, Wells Fargo, Morgan Stanley see tokenization as a growth play, not a threat」
- Bitcoin.com「Goldman Sachs CEO Sees Tokenization as Wall Street’s Next Act」
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