米国の現物ビットコインETFは、10月12〜16日の週に2億2,860万ドルの純流出となりました。前週の6億8,110万ドルと合わせ、2週間の流出額は約9億1,000万ドルです。Decryptの集計では、10月全体でも約6億1,500万ドルの流出超になっています。Decryptは、14日に発表された9月の米消費者物価指数(CPI)が前年比3.7%と、予想の3.6%を上回ったことが売りと重なったと伝えています。ビットコインは週の半ばに一時8万ドルを割り込みました。
Galaxyのリサーチ責任者アレックス・ソーン氏は、10月の軟調の一因として、ETFの流出と、ビットコインを財務資産として保有する企業(トレジャリー企業)の買いの鈍さを挙げました。CoinPostによると、同社の独自指標「機関の吸収 対 OGの放出」は、年初来で12万7,319BTCのマイナスです。5年以上動いていなかったBTCの放出量が、ETFと企業による吸収量を上回った計算です。10月も約2万BTCのマイナスで推移しています。
現物ETFは、ビットコインを実際に保有し、株式と同じように証券口座で売買できる商品です。流出入は毎日公表されるため、機関投資家の姿勢を測る指標として注目されています。
今後の注目点
CoinDesk Japanは、FRBが27〜28日の会合で追加利上げに動くとの観測が強まっていると伝えています。インフレ指標が高止まりした場合、ETFの流出が続くかどうかが焦点です。企業の購入が再び増えるかどうかも、需給を見るうえでの確認点になります。
出典
- Decrypt「Bitcoin ETFs Shed Nearly $1 Billion in Two Weeks as Uptober Stays Red」
- CoinDesk Japan「ビットコイン現物ETF、2週間で約1500億円の純流出──10月も流出超に」
- CoinPost「ビットコイン軟調、ETF流出と企業の買い鈍化が一因=ギャラクシー・リサーチ」
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