Mastercardは10月19日、ラスベガスのMoney20/20 USAで、ステーブルコイン決済のリスクを評価する「Stablecoin Security」を発表しました。CoinTelegraph、Bitcoin.com、Decrypt、The Block、CoinDesk Japanが伝えています。
このサービスは、従来の決済データとブロックチェーン分析を組み合わせます。資金の出所や取引の文脈を調べ、不正、詐欺、制裁違反のリスクを、資金が動く前にスコアで示します。情報はAPIで提供され、銀行は既存の不正検知やコンプライアンスの仕組みに組み込めます。最初のパートナーはBorderless.xyzとKeyrailsです。
Mastercardは、BIS(国際決済銀行)の研究を引いています。2025年にEthereum上で実行された1億4,100万件の取引から5億9,300万件のステーブルコイン移転イベントを分析したところ、約60%が単純な送金ではなく複数処理を伴う複雑な取引だったといいます。同社は8月に最大18億ドルのBVNK買収を完了し、10月15日にはGlobal Money Platformを始めています。
背景
ステーブルコインは複数のウォレットやブロックチェーンをまたいで動くため、銀行が資金の流れ全体のリスクを把握しにくいという課題があります。
今後の注目点
まず北米で提供し、世界での商用提供は2027年の予定です。BVNKを通じた展開も含め、対象をどう広げるかが注目されます。
出典
- CoinTelegraph「Mastercard launches stablecoin risk screening for banks and payment providers」
- Bitcoin.com「Mastercard Unveils Stablecoin Security to Police Digital Payments」
- Decrypt「Mastercard Brings Its Fraud-Fighting Tools to Stablecoin Payments」
- The Block「Mastercard unveils Stablecoin Security tool to screen payments for fraud and sanctions risks」
- CoinDesk Japan「Mastercard、ステーブルコイン決済のリスク評価サービス発表」
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