米国のビットコイン現物ETFは10月19日、約5億2,670万ドルの純流入となりました。Decryptによると、9月22日以来の大きさです。直前の2週間は約9億1,000万ドルの流出で、10月7日には4億8,490万ドルが出ました。
流入の中身は偏っています。BlackRockのIBITが6億6,520万ドルを集め、合計を上回りました。FidelityのFBTCは8,360万ドル、GrayscaleのGBTCは5,490万ドルの流出で、他のファンドに動きはありませんでした。イーサリアム現物ETFは1億300万ドルの流出で、4日連続です。ソラナETFは670万ドルの流出でした。10月の累計は約8,800万ドルの流出にとどまっています。
背景として、Decryptは原油と金利を挙げています。ブレント原油は、ペルシャ湾のタンカーへの攻撃を受けて108〜110ドルで推移しました。9月の消費者物価指数は前年同月比3.7%上昇し、エネルギーは20.4%上昇でした。FRBは9月に0.25%の利上げを実施しており、インフレが続けば追加利上げに傾くとの見方を示しています。10年物国債利回りは5%を超え、利回りのないビットコインと資金を競う構図です。ETFとは、株式のように売買できる投資信託で、現物型は運用会社がビットコインを保有します。
なお、ビットコインは約8万2,000ドルで、Nexoの分析担当者が推計したETF保有者の平均取得価格(8万2,300ドル)に近い水準でした。
今後の注目点
10月27〜28日にFRBの会合が予定されています。物価や長期金利の動き次第で、流出入が続くかが分かれます。IBIT以外のファンドにも資金が広がるかも確認材料です。
出典
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