ブラジルの大統領選の決選投票があった10月25日、企業がステーブルコインに資金を移す動きが目立ちました(CoinDeskが伝えています)。選挙では現職のルラ氏が、予想外にフラビオ・ボルソナロ氏に勝ちました。取引所Mercado Bitcoinでは、前週の日曜日と比べてUSDTの売買高が約800%、ビットコインは865%増えました。
Mercado Bitcoinによると、この日の取引の78%は法人口座で、個人は22%でした。同社のアナリストは、財政への懸念からレアルだけに頼らず、ステーブルコインで資産の一部をドル化する選択が広がったと説明しています。ステーブルコインとは、ドルなどの法定通貨と価値を連動させた暗号資産です。
翌26日には、主要株価指数のIbovespaが14%下落し、2020年3月以来の大きな下げとなりました。ドルはレアルに対して8%超上昇し、1999年以来最大の1日の上げ幅でした。
- 26日のUSDTとUSDCの取引高:合計18億4,000万レアル(約3億5,000万ドル、約525億円)、前週より65%増
- 26日のビットコイン取引:1,336 BTC、9倍超に増加
- Binanceでは、レアル建てビットコインの売買が370%増える一方、世界全体のBTC/USDT取引は25%減少
ビットコインはレアルに対して9.4%上昇し、USDTに対しては0.2%下落しました。これは、ビットコインの価値が動いたというより、レアルの価値が見直された動きと説明されています。
今後の注目点
通貨不安が高まった国で、企業がステーブルコインをどこまで資金管理の手段として使うかが注目されます。
出典
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